ねらい

米作りの作業の一つ「代かき」について詳しく知ることができる。代かきの効果や役割を知ることで、農業に携わる人々の工夫を知ることができる。

内容

春、田植えの前には必ず代かきが行われます。田んぼに水をひきこみ、トラクターで細かくくだいた土と水を混ぜ合わせ泥を作ります。代かきにはどんな働きがあるのでしょうか、実験をしてみます。まず代かきをしていない田んぼでみてみます。田んぼに水を入れると、どんどんもれてきて、水を受けるためのボールはすぐにあふれてしまいました。これでは田んぼに水はたまりません。次に、代かきをしている田んぼで、同じように実験をしてみましょう。ほとんど水が漏れてきません。代かきが行われると土にどんな変化が起きるのでしょう。代かきをすると泥が細かい粒子となって、土の隙間(すきま)を埋め、水もれを防ぎます。田んぼに水を貯えるには代かきは欠かせないのです。

代かきの効果
田植えの前に必ず行われる代かきにどんな働きがあるのか、実験で紹介します。代かきをしていないと田んぼの水がどんどんもれてくることがわかります。