ねらい

科学的な実験により、稲の成長には有機質が含まれた土が重要だとわかる

内容

稲を丈夫に育てるためには、土作りが大切です。そして、良い土を作るためには、肥料が必要です。肥料は、葉や茎の成長を助けるために必要です。特に、窒素・リン酸・カリウムの3つが、土の中にバランスよく含まれていることが大切です。肥料として、昔から牛の糞やワラなどを熟成させた堆肥が使われてきました。現在は堆肥よりも早く効く化学肥料や、土壌改良剤も使われています。しかし、堆肥のような有機物を含んだ肥料が大事だといわれています。有機質肥料の田んぼと、無機質肥料の田んぼを60年以上も比べた研究センターです。有機肥料の土は、手で簡単にほぐすことができますが、無機質の土は、固くて、できません。これでは、肥料分や水を蓄えられません。この2種類の土を使って、稲を植えてみました。わずか2か月間で、根の張り方や茎の太さに、大きな違いが出ています。土の中に有機質が含まれていることが、稲の生長にはとても大切なのです。

たんぼの土の栄養
有機質を含んだ土のほうが、無機肥料のみの土より米作りに適している。