ねらい

生後徐々に海から川へと上り、産卵の時期にはまた海へ戻ってくるというウナギの生態を知り、魚と川や海との関わりについて関心を持つことができる。

内容

冬の夜。川の河口近くで行なわれる漁があります。捕まえているのは透明な長細い魚。シラスウナギと呼ばれるウナギの子どもです。ウナギは海で生まれますが、冬になると、河口付近に集まり川に上り始めるのです。夏を迎える頃には、ウナギは上流にまでたどり着きます。成長して黒く色づいた稚魚たちは、長い体をくねらせながら、垂直の岩肌もよじ登ってしまいます。川で成長したウナギは、産卵の時期が近づくと、再び海へと下っていきます。

川を上るウナギ
ウナギは海で生まれますが、冬になると川を上り始め、上流で成長します。冬の夜、河口近くでは、ウナギの稚魚であるシラスウナギをとる漁が行われます。
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ウナギカワ