ねらい

漁や釣りなど、色々なアユのとり方があることを知る。アユの生態について興味・関心を持ち、アユが昔から人々の生活と密接に関わってきたことを知る。

内容

アユは、きれいな川に住む魚です。味や香りがよく、釣り人にもっとも人気があります。豪快に網をうってアユをとる、投網漁です。水面をじっと見て、アユがどこにいるかを見極め、すばやく網をうちます。網を引き上げるのは、漁でいちばんドキドキする瞬間です。アユは釣りでもとれます。まず、アユを一匹用意して釣り糸につけ、川の中を泳がせます。アユは縄張りを持っています。もともといるアユは、突然、別のアユが来たのに怒って追いかけます。すると、針がかかります。おとりのアユのうしろに、釣り針がついていたのです。この漁は、「友釣り」と呼ばれます。アユとのかけひきが面白いので、釣り人にたいへん人気があります。夏の夜にだけ行われるアユ漁もあります。「火振漁」です。明るい光で川を照らしてアユを驚かし、仕掛けてある網に追い込む漁です。一艘の舟で、一晩に100匹もとれることもあります。

四万十川のいろいろなアユ漁
アユは、きれいな川に住む魚です。四万十川では、投網漁や、アユの縄張り争いを利用した「友釣り」、それに、夏の夜の「火振漁」でアユを獲っています。