ねらい

養殖では、えさの食べ残しによって海を汚してしまうという問題点があった。養殖業にたずさわる人々の努力や工夫について知る。

内容

養殖の課題は海を汚さないようにすることです。かつて養殖のエサにはイワシやサバなどの生魚が使われてきました。食べ残すと、腐ってしてしまいます。工場や家庭の排水と並んで、海を汚す大きな原因でした。汚れた海にプランクトンが大量発生しました。これを赤潮と言います。赤潮が発生すると、魚は海中で呼吸ができなくなり死んでしまいます。養殖にも被害がでてしまいます。海を汚さないように、エサに改良が施されました。腐りにくく、水にも溶けにくい人工のエサが使われています。養殖にとって、海の自然環境を守っていくことが何より大切なのです。

魚の養殖(ようしょく)の課題(かだい)
生魚を養殖の餌に使うと食べ残しが海を汚し、漁業被害をもたらす赤潮の発生の原因となった。海を汚さないように改良された人工の餌(えさ)が開発されたことを紹介します。