ねらい

通船川は、材木を信濃川から材木工場へ運ぶのに利用されていることがわかる。信濃川との水位を調節する水門の仕組みを、知ることができる。

内容

日本一長い信濃川には、大小さまざまな川が合流しています。この地方では、川から川へと、道路と同じように、品物が川を使って運ばれてきました。新潟市内を流れる通船川は、木材を信濃川から材木工場まで運ぶ川として利用されています。通船川の水位は信濃川より2メートル低くなっています。そのため、2つの川が合流するところに川の流れを仕切る施設があります。これが水門です。水位の差を調節して、船をとおします。信濃川から船がやって来ました。水門のゲートが開きます。2つのゲートにはさまれたところの水位を上げて船を進めます。次に水位が高い信濃川の方のゲートをしめて、通船川の水位と同じになるまで排水します。水位が通船川と同じになると、ゲートをあけて船をおくりだします。水門は、水位がちがう川の合流するところでは、船の行き来に欠かせない施設です。

日本の川 新潟県 通船川(つうせんがわ)
新潟市内を流れる通船川では、木材を運んでくる信濃川より2m水位が低いため、川が合流する所には水門があり、水位の差を調節して船や木材を通します。