ねらい

福井県大野市で九頭竜川のわき水を日々の生活に利用していることがわかる。わき水は産業などにも利用されていることに関心を持つことができる。

内容

九頭竜川は福井県と岐阜県の県境を源にして、日本海に注ぐ、長さ116キロの川です。福井県大野市は、九頭竜川が、山から平野へ流れ出るところにあります。大野では、町のあちこちから水が豊富にわき出ています。川の水が地下を流れ、わき水となって再び地上にでてくるのです。町の人たちは、そのわき水を、日々の暮らしに大切に利用してきました。冬、雪が多い大野では、道路の雪を溶かすために、わき水が使われています。さまざまな産業にもわき水は利用されています。繊維工業は、古くからの土地の産業です。織物を織るのにも、わき水が使われています。日本酒を作っている工場。酒作りにもわき水は欠かせません。わき水は、豆腐や味噌を作るにのも使われています。大野の人たちは、清らかなわき水と、その源である九頭竜川の豊かな恵みを受けて、暮らしています。

日本の川 福井県 九頭竜川(くずりゅうがわ)
九頭竜川が、山から平野部へ流れ出るところにある福井県大野市では、町のあちこちからわき出るこの川の水が、人々の暮らしや産業に利用されています。