ねらい

水車が水の勢いを利用し田んぼに水をくみ上げる特徴を読み取ることができる。水の流れが弱い場所で水車を使っていた理由を考えることができる。

内容

日本では、田んぼに水をくみ上げるために、水車が、鎌倉時代から使われるようになりました。水の勢いで水車がまわると、外枠に取り付けられた桶(おけ)が水を汲み上げて、樋(とい)にあけます。樋を伝わった水が、田んぼを潤していきます。沼地など、水の流れが弱い場所では足踏み水車を使って、田んぼに水をくみ上げました。4、5人でまわす水車もありました。福岡県朝倉町にある、直径が4メートルをこえる水車。朝倉町には、3つ並んだ大きな水車が江戸時代からあったと伝えられています。この水車は3台で1日に8千トンの水をくみ上げることが出来ます。

田に水をくみあげる水車
田んぼに水を汲み上げるための水車は、鎌倉時代から使われるようになりました。水の勢いで回す水車、足で踏んで回す水車、大型の水車などを紹介します。