ねらい

無洗米の仕組みについて知ることができる。普通の白米と無洗米とを比べて考え、消費者が求めるお米について自分の考えを深めることができる。

内容

最近、お米屋やスーパーで無洗米(むせんまい)というお米を目にします。無洗米というのは、研がずに炊ける米です。無洗米は、精米された白米に特別な加工をほどこして作ります。加工には、ヌカを使ってヌカを取る方法がよく用いられています。普通の白米が、水で研ぐ必要があるのは、表面のくぼんだ部分にヌカが残っているからです。そこで残っているヌカを、粘り気の強いヌカに付着させて、はがし取ります。こうして、無洗米は出来上がります。無洗米の表面を拡大した写真です。網の目のように見える、白い部分にうまみ成分が多く含まれています。研ぎ方が悪かった普通の米はうまみ成分が流れてしまうことがあります。無洗米は、料理の手間がかからず値段もそんなに高くありません。無洗米は1992年に市場に登場してから、じょじょに人気が高まり、製造量が伸びています。

無洗米(むせんまい)
研がずに炊ける無洗米の人気が高まっています。お米の表面のくぼみに残っているヌカを、ヌカを使ってはがし取る製法や、無洗米のメリットを紹介します。