ねらい

米は大きく分けてジャポニカ米とインディカ米の2種類であることがわかる。それぞれの特徴や、それにあった炊き方が受け継がれていることがわかる。

内容

米は大きく分けて、ジャポニカ米とインディカ米の2種類があります。ジャポニカ米は丸みをおびていて、インディカ米は細長い形をしています。炊いたジャポニカ米には粘りがあります。インディカ米は粘りがなく、パラパラとこぼれます。ジャポニカ米の炊き方は、まず米を研ぎ、水を入れます。水の量は、米の量の1.2倍です。まず強火で煮ます。火を弱くして蒸します。最後に釜の熱を利用して焼き、水分をとばします。この炊き方を「炊き干し法」と言います。インディカ米のご飯は、どうやって炊くのでしょうか。インディカ米の代表的な産地、タイのやり方を見てみましょう。やはり、炊く前に研ぎます。水を入れて、火にかけます。水の分量は米の3倍もあります。5分ほど煮ると、湯をすてます。これで、粘りがなくなります。「湯取り法」と呼ばれる炊飯のやり方です。ご飯をおいしく食べるために、米の種類にあった炊き方が考えだされ、受け継がれています。

ジャポニカ米とインディカ米の炊飯
丸みを帯びていて、炊くと粘りがあるジャポニカ米。細長く、炊いても粘りがないインディカ米。それぞれの米の性質に合ったおいしい炊き方を紹介します。