ねらい

酒作りの様子がわかる。酒作りには米が使われていることを知り、その技法には米を加工する伝統の技がいかされていることに気づくことができる。

内容

日本酒は米を発酵(はっこう)させて作るお酒です。酒に向く米の品種には、山田錦や亀ノ尾があります。酒作りには米粒のうち、デンプンが詰まっている中心部分を使います。良い酒になると、米粒を精米して半分以上も削ってしまいます。精米した米を蒸して、米麹(こめこうじ)作りに移ります。蒸した米の上に、麹菌をふりかけていきます。まんべんなくかきまわして、全部の米粒に麹菌がいきわたるようにします。麹菌が米粒の中でどれだけ育つかが酒作りのポイントになります。最後に米と米麹と水をまぜます。麹菌の作用によって、米のでんぷんが糖とアルコールに分解されて、お酒ができていきます。秋に作りはじめて、冬には出来上がります。日本酒には、米を加工する伝統の技がいかされています。

米の加工品 日本酒
日本酒は米を発酵させて造るお酒です。精米して中心部を残した米を蒸して米麹を作り、米と米麹と水を混ぜて発酵させる、日本酒の造り方を解説します。
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