ねらい

手すき和紙の作り方がわかる。自分たちが使っている半紙がある地域の人々の生産によるもの、自然が生活に役立っていることを知ることができる。

内容

「手すき和紙のできるまで」です。これが紙の原料。こうぞやみつまたなどの木の皮です。まず木の皮を窯で煮ます。アルカリ性の薬品を入れて、繊維がほぐれやすくなるようにします。十分にやわらかくなったら、取り出します。アク抜きをするため、水にまる一日つけておきます。5回くらい水を入れ替え、アクやゴミを洗い流してきれいにします。次に機械で繊維を細かくします。白い紙になるように、色は漂白してあります。これで材料の準備ができました。繊維を水によく混ぜます。トロロアオイという植物の根からとったねばねばも加えます。竹のすだれですくい取り、繊維がよくからまり合うようにゆすります。手作業ですいた紙を、今度は一枚ずつていねいに乾かします。原料の種類によって、紙の色や手ざわりが変わります。最後に一定の大きさに切り分け、商品として仕上げます。手作りの書道の半紙が出来上がりました。

手すき和紙のできるまで
手漉き和紙のできるまでを紹介します。原料の木の皮を窯で煮て柔らかくし、機械で細かくした繊維を水に混ぜ、竹のすだれでゆすりながらすくい取ります。
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