ねらい

織田信長が桶狭間で今川義元を打ち破るまでの過程を知る。10倍の兵力を誇る今川軍を打ち破った織田信長の見事な戦術を理解することができる。

内容

織田家の領主となった信長の最大の敵は、駿河の大名、今川義元でした。その兵力は、信長軍の十倍とも言われていました。やがて義元は、尾張への進出をはかり、駿府城を出発します。今川軍の作戦は、本隊のいる沓掛城から、織田の領地に近い大高城に兵を送り、織田方のとりでを攻め落とすというものでした。しかしこの作戦は、スパイによって、信長に伝えられていました。信長は、敵を分散させる作戦にでました。信長は、今川軍に、とりでを攻撃させました。2万5千の今川軍。攻撃に1万、守りに1万。これで、義元がいる本隊は、5千に減っていました。そこを攻める作戦です。とりでを攻め落とした今川軍は、桶狭間で休息をとり、酒を飲みます。その時、空は雨雲におおわれ、激しい雨が降り始めました。信長はこの時を待っていました。今川軍は、2千の信長軍の奇しゅう攻げきに総くずれとなります。こうして信長は、義元をうち取ることに成功したのです。

桶狭間の戦い
信長の10倍の兵力で尾張に攻め入った駿河の今川義元を、敵の作戦の裏をかいて桶狭間に奇襲し、みごとに討ち取った信長の戦いの様子を解説します。