ねらい

ゲンゴロウの体の特徴や、肉食であること、卵からの成長の様子を知ることができる。水中と陸で成長するという特性について考えることができる。

内容

水中を自由自在に泳ぎ回るゲンゴロウ。後ろ足には長い毛が生えていて、水かきのようになっています。この後ろ足をうまくつかってたくみに泳いでいるのです。ゲンゴロウは、オタマジャクシなど水中の動物を捕まえて食べます。その、肉食のはずのゲンゴロウが、水草をかじっています。これは穴をあけて、そこに卵を産みつけるためです。卵は2週間くらいでふ化して幼虫がでてきます。ゲンゴロウの幼虫は細長く、親とは全然違う形をしています。しかし、幼虫の頃から親と同じようにオタマジャクシなどを捕まえて食べます。やがて、充分体が大きくなると、陸に上がって、さなぎになる場所を探します。穴を掘って、丸い部屋を作り、その中で脱皮をしてさなぎになります。そして、もう一度脱皮をすると成虫になります。ゲンゴロウは、再び水の中に入り、食べ物を探して泳ぎます。

水中にすむゲンゴロウ
水中を自由自在に泳ぎまわり、オタマジャクシなど水中の動物を捕まえて食べる肉食のゲンゴロウ。卵から孵化した幼虫の生活や、成虫への脱皮の様子です。