ねらい

ガンジス川と人々の関わりの様子を知る。体を洗う人や洗濯をする人、沐浴する人などであふれ、インドの人々のくらしに根づいていることがわかる。

内容

ガンジス川は全長2510キロ。ヒマラヤ山脈から流れ出し、インドの東側でインド洋に注いでいます。ガンジス川は、インドの人々にとって、とても身近な川です。昔から人々は、川で体を洗ったり、洗濯をしてきました。ガンジス川のほとりには、ヒンズー教の信者がお参りする、巡礼地がいくつもあります。インド北部のベナレスは、代表的な巡礼地です。巡礼者は、日が昇るとともに、ガンジス川に入って、祈りをささげます。川の水は、すべての罪を洗い清める力をもっていると信じられています。また、死んだ人を川岸で火葬し、灰は川にまかれます。インドの人たちはガンジス川のことを、母なる川と呼びます。ガンジス川は人々の心のよりどころなのです。

アジア ガンジス川
ガンジス川はヒマラヤ山脈から流れ出し、インド洋に注いでいます。ガンジス川は、インドの人々にとって生活の場であるだけでなく、聖地でもあります。