ねらい

昔はワラでさまざまな生活用品が作られていたことがわかる。昔の人々の生活の工夫やその伝統的な道具やものに対して関心を持つことができる。

内容

脱穀(だっこく)した後に残る稲ワラは、生活用具の材料として欠かせないものでした。縄(なわ)や紐(ひも)履物(はきもの)などさまざまな用具に加工されました。ワラをよったり、編んだりする、ワラ細工の技術は、日常の暮らしの中で受け継がれてきました。昔の履物はワラで出来ていました。わらじやワラぞうりは、各家庭でも作られていました。ミノポッチは雪国の防寒具です。ご飯が冷めないように工夫されたおひつ入れ、重い荷物を背負う時に使った背当てなどもあります。履物も用途によって、いろいろなデザインがありました。

稲ワラを使った生活用具
脱穀したあとに残る稲ワラは、さまざまな生活用具に加工されました。わらじ、わらぞうり、防寒具、おひつ入れ、荷物を背負う背当てなどを紹介します。