ねらい

米ヌカに含まれる成分やさまざまな利用方法を知ることができる。稲作の副産物である米ヌカを余すことなく昔から生活に役立ててきたことがわかる。

内容

玄米には薄い皮や胚(はい)がついています。玄米を精米(せいまい)して白米になります。玄米の皮や胚の部分を粉にしたものが、米ヌカです。米ヌカを肥料として活用する農家もあります。米ヌカには、タンパク質や脂肪が豊富に含まれています。漬物のヌカ床です。野菜をヌカに漬けると、米ヌカに含まれれているビタミンB1が、野菜に吸収されます。きゅうり、なす、カブなどのヌカ漬けは、古くからの健康食品です。米ヌカの成分を含んだ、化粧品や石鹸も、昔から使われてきました。

米ヌカの利用
玄米を精米して白米にする際に取り除かれる胚や皮。これを粉にしたものが米ヌカです。田んぼの肥料、漬物のヌカ床、石鹸や化粧品に利用されてきました。