ねらい

地球全土の雲の様子を見て、雲の特徴や雨が降るまでの仕組みなど地球をめぐる大気への関心を持つことができる。

内容

気象衛星の画像で見ると、雲がよく出来る所と、出来ない所があることがわかります。赤道付近は雲がたいへん多い所です。緯度30度付近は雲が少なくなり、温帯ではまた雲が多くなります。日本はよく雲ができ、雨や雪が多い地域にあります。雲が多い所は空気が空に昇っている所、雲が少ない所は下降している所です。空気が昇るのは太陽で暖められるからです。強い日ざしで暖められた赤道付近の空気は、雲を作りながら上昇し、大量の雨を降らせます。そして緯度30度付近で下降してきます。地球の大気は、風として横に流れているだけではありません。上下にも移動しながら地球上をめぐっているのです。

地球をめぐる大気
強い日ざしで暖められた赤道付近の空気は、雲を作りながら上昇し、大量の雨を降らせ、緯度30度付近で下降します。大気は上下にも移動しているのです。
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