ねらい

東京湾の泥にPCBが含まれていることから、泥中のPCB量は減ったがなくならない理由を考えることができる。

内容

東京農工大学の研究チームは、東京湾の泥を採取して、PCBの濃度を測定しました。海底の泥は、昔のものほど深いところにたまっています。引き揚げた泥の地層を輪切りにして、年代別にPCBの量を測ります。測定の結果です。縦軸は泥の年代、横軸はPCBの量です。1970年頃から、泥の中のPCBは急速に少なくなっています。しかし、90年代になってもなくなっていません。処理を待って保管されているPCBが、何らかの理由で東京湾に流れ込んでいると考えられます。

東京湾の泥に含まれるPCB
東京農工大学の研究チームは、東京湾の泥の地層から年代別のPCBの濃度を測定しました。1970年頃から、泥の中のPCBは急速に減ってきています。