ねらい

砂金を取るため水銀を使い川に捨てるので貝や魚に水銀が蓄積されるアマゾン川の水銀汚染問題を考えることができる。

内容

緑豊かな熱帯雨林を流れる、南米のアマゾン川です。この川の流域で水銀汚染が心配されています。アマゾン川の流域では1970年代の終わり頃から、川底にある砂金の採掘が盛んに行なわれてきました。砂金を取りだすのに水銀が使われます。水銀を泥にまぜ、砂金と反応させて合金を作ります。合金を熱して、水銀を蒸発させて金をとりだすのです。水銀は空気中に出ていく他、泥と一緒にアマゾン川に捨てられます。川へ入った水銀は、貝や魚の中に蓄積されます。アマゾン川の魚は大切な食料です。水銀が流域に住む人たちの健康を脅かしています。

アマゾンの水銀汚染
アマゾン川流域での水銀汚染が心配されています。砂金の採掘に使われる有害な水銀が川に捨てられて、人々の食料となる貝や魚の中に蓄積されるのです。