ねらい

日本から遠い位置にあり野生動物の保護区に指定されているレイサン島にまで日本のゴミが流れている現状を知り、環境問題に関心を持つことができる。

内容

ハワイ諸島の北西部にあるレイサン島。日本からおよそ5000キロ離れた島です。人が住んでいないこの島は、貴重な自然と生き物の宝庫です。アザラシなどの野生動物の保護区にも指定されていて、島への立ち入りは厳しく制限されています。しかし島はゴミで溢れています。まるでゴミの溜り場です。調査の結果、ゴミの多くが日本から流れ着いた物だということが分かりました。ゴミの動きを調べるため、日本から観測用の「浮き」を流しました。海流にのった「浮き」は2か月後、小笠原諸島付近で確認されました。その後も移動を続けた「浮き」は六か月後、ハワイ諸島のレイサン島にうち上げられました。レイサン島は日本のゴミの溜り場だったのです。

海を流れるごみ
日本から5000キロも離れたハワイ諸島の無人島の海岸に、ゴミが溢れています。調査の結果、そのゴミの多くが日本から流れ着いた物だとわかりました。
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