ねらい

ゴミを減らす取り組みを始めた名古屋市内の様子を知る。ゴミ問題を身近に感じることができ、自分にできることを考えるきっかけとすることができる。

内容

名古屋港に広がる藤前干潟。1999年、名古屋市は増え続けるゴミに対処するため、この干潟を埋め立てて、ゴミの最終処分場を作る計画をたてました。しかし自然保護を訴える大勢の市民や当時の環境庁などの反対により、計画を断念せざるをえなくなりました。そこで市民の協力を得て、ゴミを減らす取り組みを始めました名古屋市内の商店街です。ここでは買い物の時に、自分の家から、袋や容器を持ってきてもらっています。包み紙やトレイなどを減らすためです。ペットボトルなどの資源ゴミの回収も積極的に進められています。ケーキ屋さんでもケーキ箱の回収を始めました。こうした努力によって、名古屋市は1999年の取り組み開始から4年間で、ゴミの量を四分の三にまで減らすことができました。

名古屋市のごみ減量への取り組み
名古屋市では、名古屋港近くの干潟を埋め立ててゴミの最終処分場を作る計画を、市民の反対や環境的考慮から断念し、ゴミを減らす取り組みを始めました。