ねらい

スチール缶が新しい鉄となって新幹線や建物などにリサイクルされるまでの工程を見ることができる。スチール缶の再利用を身近に感じることができる。

内容

スチール缶を圧縮して作った「缶プレス」。この大きな塊は製鉄所に運ばれます。この製鉄所では、一月におよそ1000トンの缶プレスを扱います。缶プレスは、ほかの鉄くずと一緒に交ぜられ、転炉という大きな釜の中に入れられます。転炉の中はおよそ1700度。高温の中で溶けた缶プレスは新しい鉄に生れ変わります。できあがった鉄板は1枚20トン。この中にスチール缶がおよそ4000個含まれています。こうして生まれた新しい鉄は、スチール缶のほか、新幹線や建物など、様々な物に利用されているのです。

スチール缶のリサイクル
回収したスチール缶を圧縮して作られた「缶プレス」と呼ばれる塊は、製鉄所に運ばれて、他の鉄くずと一緒に炉で溶かされて新しい鉄に生まれ変わります。