ねらい

ウミドリが餌をとる時に海水と一緒にプラスチックの欠片を飲み込み、死んでしまうことがあることを知る。ゴミ問題の深刻さに気付くことができる。

内容

漁業用の網にかかって死んだウミドリの胃を解剖してみました。中からは小さなプラスチックの破片がたくさん出てきました。砂浜で目立つプラスチック製のゴミ。プラスチックは腐ることがありません。紫外線の影響で脆くなったり、波の力で岩にぶつかり、小さく砕かれるだけです。ウミドリが餌を取る様子です。海中の魚めがけて急降下。餌の魚を捕まえます。この時ウミドリは海水と一緒に小さく砕けたプラスチックの欠片を、飲み込んでしまうことがあるのです。胃の中に残ったプラスチックの破片は、胃を傷つけたり、消化管に詰まることがあります。そのため、ウミドリが死んでしまうことも珍しくありません。

海鳥が食べたごみ
死んだウミドリの胃からもプラスチック製品がたくさん出てきました。魚をとる時に、海面のプラスチックゴミを一緒に飲み込んでしまうことがあるのです。