ねらい

ガラスびんのリサイクル工程について知ることができる。びん以外のゴミを取り除く大変さを知り日常生活でのゴミの分別の大切さに気付くことができる。

内容

ビールや調味料など、ガラス瓶の多くはリサイクルされています。回収された瓶は資源選別センターに運ばれ、種類ごとに分けられます。ここで缶や陶器など、瓶以外のゴミが取り除かれます。次に色によって分別します。溶かした時に、色が混じらないようにするためです。そして、不純物を取り除く工場へ運ばれ、キャップや陶器の破片などのゴミを、手作業で取り除きます。次に磁石を使って、鉄でできた蓋などを取り除きます。ガラスより軽い小さなゴミは、掃除機のような機械で吸い取ります。続いて水をかけながら、こすり合わせて、ラベルを剥がします。最後は再び手作業で、機械では取れないゴミを取り除きます。このような過程を経て、ガラス瓶は「カレット」という再利用できる状態になります。この中に陶器や金属が混ざっていると、瓶が完成した時に、ひび割れの原因になります。日本で作られるガラス瓶の約80%は、カレットを原料として作られています。

ガラスびんのリサイクル
回収されたガラス瓶のリサイクルの様子です。ガラス以外のものを取り除き、色ごとに分けられ、再利用できる状態になったものを「カレット」と呼びます。