ねらい

雲の発生の様子がわかる。海などの水が蒸発し水滴となり、巻き上がった砂やスス塩等に集まり雲ができる過程を知り、興味関心を持つことができる。

内容

雲は大気中の小さい水滴が集まってできたものです。太陽の熱によって海などの水が蒸発し、水蒸気となって上昇します。上空の冷たい空気で冷やされた水蒸気は、水滴となって集まり、雲になるのです。雲の中は一体どうなっているのでしょうか。飛行機で集めた雲の粒を、電子顕微鏡で見てみました。灰色に見えるのは水滴です。その中にある黒いものが雲の芯です。雲の芯となるのは、地面から巻き上がった砂の粒やスス、蒸発した海水の塩などです。この芯が核となり、水滴が集まり雲になっていくのです。

雲の発生
雲は、太陽の熱によって海などの水が蒸発した水蒸気が、上空で冷えて小さい水滴となって集まったものです。雲を形作る水滴を、電子顕微鏡で見てみます。