ねらい

炭焼きの様子を知ることができる。炭焼きがまの中で炭になりやすくするための木の並べ方の工夫など、図から炭焼きの特徴を読み取ることができる

内容

里山に、炭を焼く煙がたなびいています。炭の材料になるのは、コナラ、クヌギなどの広葉樹です。切った木をそろえて、窯(かま)の中に並べます。この炭焼き窯は白窯(しろがま)と呼ばれるタイプです。材料になる木を奥から立てて詰めます。入り口に小枝を並べて火をつけます。立ち上る煙の様子を見て、穴をふさぎ空気が入らないようにして、蒸し焼きにします。火をつけてから、炭が出来るまで、まる一日かかります。窯の中の温度は千度以上になります。炭が出来ると、窯からかきだします。しめった灰をかけることで硬くて、日持ちが良い炭になります。炭は、生の木から、水分など不要なものを取り除いた燃料です。燃える時、いやな煙や臭いがありません。

炭焼き
コナラ、クヌギなどの広葉樹から炭焼き窯で作られる、炭。高温で燃え、燃えるときにいやな臭いや煙が出ない優れた燃料である炭の作り方を紹介します。