ねらい

南極の中心で小さく発生したオーロラが、短時間でみるみる大きく成長する様子がわかる。自然の不思議さや美しさを感じることができる。

内容

昭和基地の南の地平線付近にオーロラが現れました。やがて、活発に動き始めます。そして、みるみるうちに、昭和基地の上空に迫ってきました。わずかな時間でオーロラが基地の上空いっぱいに広がりました。激しく動くオーロラ。なぜ、オーロラは昭和基地上空に迫ってくるように見えたのでしょうか。南の地平線に薄く光が見えたときオーロラは、南極大陸内陸部に小さなリング状になって現れていました。このリングが昭和基地からは、薄い光のように見えたのです。やがて、光の帯はカーテン状に発達し波打ち始めます。このとき、オーロラは発達しながら、大陸の外側に向けて広がっていきます。昭和基地からはオーロラがどんどん迫ってくるように見え、基地の真上にまで達します。このとき、オーロラの動きは非常に活発になりました。オーロラ爆発といわれる現象です。このようにオーロラは、美しく動きながら短時間で大きく発達し、変化していくのです。

発達するオーロラ
昭和基地の南の地平線に現れたオーロラが、みるみるうちに迫ってきて、基地上空いっぱいに広がって激しく動く様子です。その発達の仕組みを説明します。