ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

島根県松江市にある宍道湖(しんじこ)です。日本で7番目に大きな湖です。川の水と海の水が入り混じる湖で、シジミが多く生息しています。ヤマトシジミという種類のシジミが年間4千トン獲れ、漁獲量は日本一です。身が大きくてふっくらしているのが特徴です。宍道湖では、2019年3月現在およそ270人がシジミ漁を行っています。「こうやって、どぼーん」。漁には長い竿にカゴをつけたような道具を使います。湖の底にもぐっているシジミを掻き出します。竿の長さは7メートルから8メートル。湖の底は見えませんが、シジミ漁師は竿に伝わってくる感覚でシジミがいるかいないかがわかるそうです。漁ができるのは午前中の4時間だけ。採ることができるのは1日90キロまで。シジミの獲りすぎを防ぎこの先も長く漁を続けるための決まりです。

島根県 宍道湖のシジミ漁
島根県松江市にある宍道湖は、海水と真水が混ざっている珍しい湖です。ここではシジミ漁が盛んです。日本一の漁獲高を誇っています。
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