ねらい

隕石の成分を調べると何年前にでき、どの星からきた石なのか判明することがわかる。遠い宇宙のことも隕石から情報を得られることを知る。

内容

いん石は、石や鉄でできています。石でできたいん石の中でも、衝突や火山活動などで、一度も溶けた事がないものは、コンドライトと呼ばれます。これは、46億年前の太陽系誕生と同じ頃にできて、変化をしていないため、太陽系がどんな物質からできたのかを解き明かす手がかりになります。石でできたいん石の中で、マグマから冷えて固まったものはエコンドライトと呼ばれます。これは岩石と鉄などが混じった石鉄いん石で、全体の1%しかない、貴重なものです。これは鉄いん石。おもに鉄とニッケルなどの金属で出来ていて、元となった小惑星の中心部だと考えられています。多くのいん石は、小惑星のかけらだと考えられていますが、それ以外のものもあります。月いん石です。白っぽい岩石が特徴です。これは火星いん石で、現在12個見つかっています。なぜ火星から来た事がわかったかというと、いん石から取り出した大気の成分が、火星と同じだったからです。

いん石の種類
隕石には、石でできたもの、鉄などの金属でできたもの、石と鉄などが混じったものがあります。できた時や場所、でき方によってその成分は違っています。