ねらい

日本が打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ」の計画がわかる。探査機が持ち帰る予定のサンプルが人類にとってどれだけ貴重か考えることができる。

内容

2003年5月。いん石のふるさとと言われている小惑星に向けて、日本は探査機を打ち上げました。「はやぶさ」です。青が地球の軌道、白が火星の軌道。赤がはやぶさが探査する小惑星の軌道です。はやぶさはこの小惑星まで行き、岩石のサンプルを持ち帰る使命を持っています。人類は、月以外の天体のサンプルを持ち帰ったことはありません。はやぶさは、小惑星に近づき、直径5mm玉を秒速300mの速さで打ち出し、破片を回収します。赤外線望遠鏡での観測で、いん石のほとんどは小惑星から来たと考えられていますが、どの小惑星から来たのか、ほとんどわかっていません。このサンプルによって、望遠鏡での観測と実物の試料を比較する事ができるのです。はやぶさは、2007年6月、サンプルを入れたカプセルをオーストラリアの砂漠に向けて投下します。こうして人類は初めて、地球と月以外の天体から岩石を直接手に入れることになるのです。

小惑星探査~はやぶさ~
2003年に日本は、地球と火星の間の小惑星に向けて探査機「はやぶさ」を打ち上げました。小惑星の岩石サンプルを持ち帰るという使命を持っています。
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