ねらい

最新技術を駆使した火星探査から、不毛の星と言われていた火星に水が存在したかもしれないことが分かる。宇宙への興味や関心を持つことができる。

内容

地球の隣の惑星、火星は、長い間不毛の地だと思われていました。しかし、近年の火星探査計画によって、火星の新たな姿が浮かび上がってきました。マーズパスファインダーが写した映像です。これを見ると、大きな石が同じ方向に傾いていることがわかります。これは、大洪水が起きて、岩が流されて出来たあとではないかと考えられています。さらに、上空から火星を撮影したマーズグローバルサーベイヤーのとらえた映像には、地表にいくつもの細い筋があり、それがやがて太い筋になる火星の地形を写し出しました。まるで、川のようです。こうした川のような地形は、火星上に120箇所以上も見つかりました。火星には、かつて水があったと推測できるのです。火星の水の存在は、世界に大きな波紋を呼びました。海から地球と同じように生命が誕生した可能性があるからです。

火星探査の成果~水の存在~
近年の探査計画の結果から、火星にはかつて水があったのではないかと考えられています。水の存在は、生命の誕生の可能性があったことを示唆するのです。
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