ねらい

火星の過酷な気象について知ることができる。火星の気圧や気温は地球とは大きく異なることから、今生活する地球の環境に目を向けるきっかけとなる。

内容

火星がどんな惑星なのか、まだわからない部分が多くあります。しかし、マーズパスファインダーの調査によって、火星の気象条件がわかってきました。火星の上空には雲がありました。雲の高さは1万6000m。大気中の水蒸気が凍ったものだと考えられています。夜明けと共に氷の粒が溶け、雲が消えていくことがわかりました。探査機は気象観測装置で気圧や気温を調べました。気圧は100分の1気圧と極端に低く、熱が伝わりません。そのため75センチあがっただけで気温が14度も下がっていました。一日の中で温度差も70度ありました。探査機は、苛酷で変化の激しい火星の気象を明らかにしたのです。

火星探査の成果~気象~
マーズパスファインダーの調査によって火星の気象条件が少しずつわかってきました。気圧は地球の100分の1で、夜と昼の温度差は70℃もありました。
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