ねらい

月の誕生には「兄弟説」「他人説」「親子説」「ジャイアントインパクト説」の4つの説があることを知る。月に関わる多くの情報を読み取ることができる。

内容

地球に一番近い天体、月がどのように出来たのか。長く、議論の対象になっていました。月の成り立ちには3つの説があり、一つは、兄弟説です。地球と月は、元々この場所にあり、同じ頃に生まれたという説です。2つ目は、違う所で生まれた天体が、地球の引力に捕らえられて月になったという、他人説。3つ目は、地球の一部が分かれて出来たという、親子説。しかし、どれも証拠はありませんでした。1975年、アメリカの研究者が新しい説を発表しました。地球に巨大な天体が衝突したという説です。地球の外側の部分は宇宙空間に飛び出し、衝突した天体の一部と共に、地球の周りを漂い、そのかけらが固まって、月になったというのです。このジャイアントインパクト説は、月と地球の岩石が似ている事や、月には熱で蒸発してしまう元素が少ない事などを説明する事が出来ます。月がどのように出来たのか、月のいん石を調べる事で謎が明らかになるかもしれません。

月はどうやってできたのか?
地球にいちばん近い天体である月がどのようにできたのかに関しては、長い間議論がありました。昔からある3つの説と、新たに提唱された説を紹介します。
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