ねらい

沖縄の在日米軍基地について知り、戦争は終わっても多くの課題を残すということに気づき戦争や平和について考えることができる。

内容

沖縄県にはアメリカ軍の基地がたくさんあります。人口1万人の小さな町、金武町も基地がある町で、60%近い面積が米軍基地として使用されています。町の人は、基地の中に自由に入ることができません。基地が作られ、農業に適した土地が失われました。サトウキビや芋など、農業が盛んな町の姿は大きく変わりました。町には、アメリカ兵を相手にした店が軒を並べるようになりました。なぜ米軍基地が作られたのでしょうか。第二次世界大戦、日本はアメリカと戦争を行っていました。1945年、米軍は沖縄に上陸し、一般住民も含め、20万人の命が失われました。日本は敗れ、戦争が終わりました。アメリカの占領下に置かれた沖縄には、軍事基地が作られたのです。1972年、沖縄は日本に返還されましたが、基地は、残されたのです。「軍隊のない、悲劇のない平和な島を返して下さい」米軍基地があることで、戦争への不安を、沖縄の人たちは感じているのです。

米軍基地と沖縄
沖縄県にはアメリカ軍の基地がたくさんあります。沖縄に米軍基地が置かれるようになった歴史的経緯や、軍事基地とともに暮らす人々の思いを紹介します。