ねらい

アイスアルジーの習性を知ることができる。南極に住む生き物の餌とし南極の海の底辺を支えていることから食物連鎖と関連付けて考えることができる。

内容

南極の海に浮かぶ氷山の氷中で育つ植物がいます。氷の底に茶色く見えるのが、その植物でアイスアルジーと呼ばれています。アイスアルジーは氷の中にある窒素やリンを栄養にして育ちます。夏になるとアイスアルジーは太陽の光を浴びて成長し、海底に落ちます。オキアミをはじめ海の中に住む生き物たちがアイスアルジーを餌にしています。アイスアルジーは、豊かな南極の海の底辺を支えています。

氷の中で成長するアイスアルジー
アイスアルジーは海に浮かぶ氷の底に付着する珪藻類で、氷の中の窒素やリンを栄養にします。夏、海底に落ちたアイスアルジーは他の生物の餌になります。