ねらい

世界各国が化石燃料からクリーンな燃料へと変更するための取り組みがわかる。グラフから新しいエネルギーへの流れについて読み取ることができる。

内容

化石燃料は、燃やすと環境に悪い影響を及ぼす物質を出します。そこで、化石燃料からクリーンなエネルギー資源へ、換えていこうという動きがあります。現在、世界のエネルギーの約60%が石油と石炭で作られています。近い将来、エネルギー資源の中心は水素になるといわれています。しかし、水素を十分に得る事が難しいため、それまでの間をつなぐものとして注目されているのが天然ガスです。シベリアなどに多くの量が眠っているとされていて、燃やしても、有害な排出物が少ないという良い面があります。ヨーロッパでは天然ガスを運ぶためのパイプラインが広がり、その長さは、約22万kmにもなります。中国でも、大規模なパイプライン建設が進められていて、これまで進んでいなかったガスを運ぶ設備の充実を図っています。こうしたパイプラインは、水素を運ぶためにも使うことが出来ます。新しいエネルギー資源の利用に向けて、準備が進められています。

脱化石燃料へ向かう世界の動き
エネルギー資源の中心は、将来、化石燃料から水素に移るといわれています。それまでの間のつなぎのエネルギー資源として、天然ガスが注目されています。