ねらい

エネルギーとして再生が可能な生物資源バイオマスについて知ることができる。バイオマスからできたメタンガスがどのように利用できるかがわかる。

内容

エネルギーとして再生が可能なタンパク質や炭水化物などを含む生物資源はバイオマスと呼ばれます。横須賀市では生ゴミをバイオマスとして利用する実験を行っています。一般家庭から集められた家庭ゴミのうちバイオマスとなる生ゴミだけを取り出します。取り出した生ゴミを細かく砕き水分を加えてペースト状にします。ペースト状になった生ゴミからはメタン菌などの微生物の働きでメタンガスが発生します。メタンガスは生成されゴミ収集車の燃料として使われます。一般家庭から出る2トンのゴミからゴミ収集車1台がおよそ160キロメートル走れる燃料が取れます。これはゴミ収集車がまる2日間移動する距離に当たります。これまで捨てられてきた生ゴミはバイオマスというメタンガスを生み出す新たなエネルギー資源として注目されています。

バイオマス
エネルギーとして再生が可能なタンパク質や炭水化物などを含む生物資源をバイオマスと呼びます。横須賀市では生ゴミをバイオマスとして利用し始めています。