ねらい

明治神宮の森が綿密な計画を立てて作られた人工の森だということを知る。造営に携わった当時の人々の願いを感じとることができる。

内容

東京の渋谷と新宿の間にある明治神宮の森。広さおよそ70万平方メートルのこの森は、人の手によって作られた人工の森です。神宮の森作りが始まったのは、1920年です。当時の森の造営計画書が残っています。目指したのは、人の手が加わらなくても、自らの力で自然に育つ、永遠の森です。100年かけて、いつ、どのような木を植えるか、めんみつな計画がたてられていたことが分かります。かつてこのあたりは、マツがまばらに生えているだけの荒れ地でした。造営を始めてからおよそ80年、荒れ地だった場所は、壮大な森に成長しました。

明治神宮の森
東京の明治神宮の森は人の手によって作られた人工の森です。荒れ地だった場所が1920年から始まった綿密な造営計画によって、壮大な森に育ちました。