ねらい

地球温暖化の原因である二酸化炭素は赤外線を吸収するガラスなどのような役割を果たしていることを知り、地球温暖化は温室と同じ仕組みだとわかる。

内容

地球温暖化は、温室と同じしくみで起きています。温室が温まるしくみを見てみましょう。温室が温かいのは、温まった空気を閉じ込めているからだけではありません。温室を温めるのは太陽の光です。透明なガラスやビニールは太陽の光を通します。光は温室の地面を温めます。温まった地面からは赤外線として熱が放出されます。ガラスは赤外線を吸収し、温まります。温められたガラスから、赤外線が温室の内側と外側に向かって再び放出されます。内側に放出された赤外線は地面をさらに暖めます。赤外線がガラスと地面を往復することで、温室の中は外よりも温かい状態を保つことができるのです。地球温暖化の原因である二酸化炭素は温室のガラスやビニールと同じ役割を果たしているのです。

温室効果のしくみ
地球の温暖化は、温室効果と呼ばれる仕組みで起きています。太陽の光が温室の中の地面を暖め、地面から放出される赤外線がさらに温室内を温めるのです。