ねらい

市町村レベルのドイツの温暖化対策を知り、二酸化炭素の排出量を減らすため、日本と比べてドイツがどのように工夫しているかがわかる。

内容

温暖化対策に積極的に取り組むドイツでは、市町村レベルでもエネルギーの消費を減らす努力が続けられています。人口28万の街ミュンスターでは、自転車専用の信号と道路が整備されています。自転車の利用はこの10年で2倍に増えました。バス専用の信号も整備されています。マイカーに負けないスピードを確保し、利用者を増やすためです。運賃も大幅に引き下げられたため、マイカー通勤を止め、バスを利用する人が増えています。また小学校などの公共施設では、冬の暖房の設定温度が2度下げられました。エネルギーを節約するためです。こうした努力によって1990年に比べて二酸化炭素の排出量をすでに10%以上減らすことに成功しています。

ドイツの温暖化対策
温暖化対策に積極的に取り組むドイツでは、市町村レベルでもエネルギー消費を減らす努力をしています。人口28万人のミュンスター市での取り組みです。