ねらい

降水量が増えると、下水管や川の水があふれて街を襲い大きな被害もたらしてしまう日本の都市の問題を知り、洪水の恐ろしさを感じとることができる。

内容

台風や大雨による洪水が毎年のように起きています。アスファルトで固められた都会では、降った雨はほとんどそのまま下水に集まり、川に流れます。降水量が増えると、下水管はいっぱいになり、行き場を失った水がマンホールから噴き出します。川から溢れた水は、街を襲い、大きな被害をもたらします。1999年、大雨によって福岡では、大量の雨水が、地下街へ流れ込みました。翌2000年、名古屋では記録的な集中豪雨により、河川が氾濫し、市内のおよそ4割が浸水し、大きな被害がもたらされました。

都市で起こる洪水
アスファルトで固められた都会の地面は水を吸い込まないので、降水量が増えると雨が一気に下水に集まり、急に川が増水して溢れ、大きな被害を出します。