ねらい

貝や魚などが生息する豊かな海は、養分を含んだ森の水からできているということを知る。海と森との意外な密接な関係に興味関心を持つことができる。

内容

海と森の間には、密接な関係があります。森は落ち葉や枯れ木におおわれています。落ち葉や枯れ木は、虫や微生物によって分解され、養分をたくさん含んだ「腐葉土」と呼ばれる土になります。雨や雪解け水は、この腐葉土にしみこみ、長い時間をかけて流れ出します。その時、腐葉土に含まれているりんやちっ素などの養分も一緒に溶け出します。養分を含んだ森の水は、やがて川となって、海に向かって流れていきます。こうして森から海に運ばれた養分は、海中の植物プランクトンを育み、貝や魚などが生息する豊かな海を作るのです。

豊かな海をつくる森
森は海の生き物をも養っています。森の腐葉土に含まれる養分は、雨水や雪解け水に溶け出して川から海へ流れていき、海中の植物プランクトンを育みます。
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