ねらい

南極圏で太陽が沈まない現象「極夜」について知ることができる。図から極夜の時の太陽と地球の位置、地軸の傾きなどの関係を読みとることができる。

内容

5月末の昭和基地。観測隊員たちが太陽が沈もうとする空を見つめています。これからしばらく、南極では太陽を見られません。南極では6月から7月中頃までの40日間は全く太陽が昇らない日々が続きます。地球は太陽に対して23.5度傾いた軸を中心に自転しています。そのため、南半球が冬になる位置に地球がくると、南極には太陽の光が全くあたりません。これが太陽が昇らない南極の冬「極夜」なのです。極夜の間は昼間でもわずかに空が明るくなるだけ。暗い日が続くのです。

極夜
南極では6月から7月中頃まで、全く太陽が昇らない日々が続きます。これを「極夜」と呼びます。極夜の間は、昼間でもわずかに空が明るくなるだけです。