ねらい

地域独特の食材や料理を守り育てていこうというスローフードについて知る。自分たちの住んでいる地域の食文化について興味関心を持つことができる。

内容

日本のそれぞれの地方には、地域に根差した様々な食材と伝統料理があります。こうした地域独特の食材や料理を、守り育てていこうというのがスローフードです。北海道のサケの山漬けです。半年もの間、塩に漬け込みます。食べるときには3日がかりで水にさらして塩を抜きます。炭を使った昔ながらの方法で発酵させた納豆です。納豆を熟成させるために、室の中の温度は40度に保つ必要があります。炭を使っているため、夜中に何度も起きて火の調節をしなければいけません。これらの伝統的な食べ物は、時間と手間がかかるため、以前と比べてすっかり少なくなりました。スローフードは、こうした食べ物にスポットをあてることで、多彩な食の世界を守り楽しもうという動きでもあります。

スローフード
地方には、それぞれの地域に根差したさまざまな食材と伝統料理があります。このような食べ物を守り育てていこうというのが、スローフードの考え方です。