ねらい

南極条約の意義を知ることができる。南極はどの国にも属さない唯一の大陸として調査の共有の場として人々に大切にされて存在することがわかる。

内容

南極は地球上で唯一、国家の存在しない大陸です。しかし、そこに眠る漁業、鉱物などの豊富な資源を廻って20世紀初頭からアルゼンチンやチリなど7つの国が領土権を主張してきました。南極での領土権の主張を凍結し、国際的に研究協力する体制を取り決めようと1959年、アメリカ、ソ連、日本など12カ国が集まり、南極条約を締結しました。以来南極は、どの国にも属さない世界唯一の大陸として調査と研究の場になりました。南極点にはこの南極条約締結を記念してセレモニアルポールが立てられています。最初に調印した12カ国の国旗と南極が人類共有の財産であることを示すポールが立てられているのです。

南極条約
漁業、鉱物などの資源を巡っていくつかの国が南極の領土権を主張してきましたが、南極での領土権の主張を凍結する南極条約が1959年に結ばれました。