ねらい

アデリーペンギンの巣作りや産卵、卵やヒナを育てる様子を知ることができる。木や草がない南極では石が巣をつくる材料になることがわかる。

内容

アデリーペンギンの繁殖地は南極半島をはじめ広く南極大陸の海岸に点在しています。夏が訪れる10月頃、アデリーペンギンは雪が早く消える岩場を選んで、巣を作ります。巣作りは石を集めることから始まります。この石が、卵やヒナを育てる巣になるのです。木や草がない南極では、石が巣を作る唯一の材料です。卵が産まれるのは11月中頃です。お腹の羽毛がないところを押し当てて、自分の体温で卵を暖めます。南極は夏でも、しばしば雪が降ります。親は雪から、卵やヒナを守ります。

アデリーペンギン
アデリーペンギンは南極大陸の海岸部で子育てをします。岩場に石を使って巣を作り、自分の体温で卵を温めて孵します。餌はオスとメスが交代でとります。