ねらい

社会権は基本的人権の主柱。その社会権の基本が生存権。どのような法や制度が整えられているか理解する。

内容

人々が人間らしい生活を送れるよう生活の基礎を保証するのが社会権です。日本国憲法では、社会権を大きく4つにわけています。生存権、教育を受ける権利、勤労の権利それに労働基本権です。基本となるのが「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」、生存権です。生存権は病気や失業などで、生活に困っている人々にとって特に重要です。そうした人々のため、生活保護法などの法律が定められ、生活に必要な費用が支給されるようになっています。又、生存権の保障のため、年金制度などの社会保障制度が整えられています。2000年からは介護保険制度が実施されていますが、年金や保険制度を更に整備することが大きな課題です。

基本的人権 社会権 生存権
自然権と並ぶ基本的人権の柱は社会権です。社会権は4つに分けられます。その基本となるのが生存権です。