ねらい

「六法」の語源、種類を紹介する。あわせて、六法以外の法律や国際条約の重要性についても言及する。

内容

1804年、フランス皇帝の地位についたナポレオンは、5つの法律を制定しました。5つの法・五法は、「ナポレオン法典」と呼ばれ民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法からなっています。個人主義、自由主義の原理に貫かれた。ナポレオン法典は、近代市民法の先駆として世界の法の模範になりました。日本では、明治初期に、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法に憲法を加えたものを、ナポレオンの五法になぞらえて六法と呼ぶようになりました。しかし、日本の法律は、六法だけではありません。公職選挙法や道路交通法などの公法や労働基準法や国民年金法などの社会法、証券取引法や著作権法などの産業法など様々な法があります。又、条約も法と同じ効力を持っています。

六法-中学
ナポレオンの法典になぞらえ、明治初期日本では、憲法、民法などの六つの法を「六法」と呼ぶようになりました。