ねらい

利潤と価格の概念を通して資本主義社会における企業の生産活動の基本を学ぶ。

内容

わたしたちの社会は、資本主義経済の社会です。企業が資本、つまり元手を使って利益をだすために生産活動を行うのが資本主義経済です。利益は、利潤ともいいます。企業が、商品やサービスを消費者に届けるまでには、様々な経費がかかります。原料費、材料費、人件費、減価償却費、広告宣伝費、事務所などの管理費、それに、輸送費や新しい商品の開発費などです。企業は、こうした経費に利益を見込んで価格をきめます。価格が消費者に受け入れられ、よく売れると利潤がでます。売れなければ赤字になってしまいます。企業が生み出した利潤は、新たに生産活動を続けるための貯蓄になります。また、利潤の一部は株主が配当として受け取ることができます。

利潤
資本主義社会では、企業は利潤を求めて生産活動を行っています。利潤は次の新たな生産活動費などになります。